変更されるのはプレイヤーのゲームライブラリで,次期アップデートでは「Library Home」と名付けられたフロントページが,それぞれのユーザー向けに自動カスタマイズされたデザインとなる。最近プレイしたゲームや,購入したばかりの作品のキーアートが優先表示されており,さらにグラフィカルで見やすくなる印象だ。
左側のメニューには「Favorites」といった標準のものに加えて,「リッキーと遊ぶためのゲーム」など,プレイヤーが作成したタブを自在に加えていける様子で,数千本単位のライブラリを持っているコアゲーマーでも,ジャンルやテーマごとに分けておけるのは嬉しいところである。
個別のゲーム情報も見やすくなっており,アップデートの内容やライブイベント,現在そのゲームをプレイしているフレンドといった情報のほか,アチーブメントやDLCの有無なども表示されることになる。
さらに,「Steam Events」と名付けられた新しいタブも加わり,ここではメーカー主催のトーナメントやライブストリーム,アップデートの有無などの情報が表示され,Steamでのプレイヤーの滞在時間を増加させようという意図が見える。
Game Developers Conferenceの主催者であるUBM Technology Groupは,参加予定者へのアンケート結果をまとめた「State of the Game Industry」を毎年公開しているが,今年は「Steamの30%という手数料は妥当だと思いますか?」という質問が設けられている。
これは,新たな競合として2019年1月にサービスを開始したばかりのEpic Gamesストアが,12%のサーバー維持費/手数料というレベニューシェアで脚光を浴びているからだが,この問いに「Yes」と答えているのはたったの6%だ。
そのため,今回のスポンサーセッションでは,今年のビッグトピックの1つとなったクラウド化を始め,Valveが何か抜本的なビジネスモデルの変更をアナウンスするのではないかと期待されたものの,実際にはライブラリのデザイン変更だけに留まったことは,多くのゲーム開発者やゲーマーにとって,少し拍子抜けだったかもしれない。
https://www.4gamer.net/games/038/G003821/20190322038/
2019-03-22 05:49:42Z
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