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はやぶさ2:はやぶさ2 衝突実験、4月5日実施 人工的にクレーター作る - 毎日新聞 - 毎日新聞

はやぶさ2の衝突装置運用の流れ

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウに人工的にクレーターを作る衝突実験を4月5日に実施すると発表した。小惑星への衝突実験の実施は世界初。重さ2キロの銅の球を小惑星表面にぶつけることによって、地中の物質をあらわにする計画だ。今後、できたクレーターに着陸し、物質を採取できれば、太陽や宇宙線などの影響を受けていない「生」の物質を分析できると期待される。

 衝突装置は、先代の探査機はやぶさには搭載されていなかった新規の装置だ。円すい形のステンレス製のケースに約5キロの爆薬が詰められ、底の部分に銅板がはめこまれている。はやぶさ2から分離して約40分後、爆薬を爆発させる。すると、撃ち出された銅板がやがて球状に変形し、秒速2キロでリュウグウ表面に衝突する。その間、はやぶさ2は衝突装置の爆発の影響を受けたり、リュウグウから跳ね上がる岩石の破片にぶつかったりしないように、リュウグウの陰に移動して隠れる。

 リュウグウに銅の球がぶつかり、その衝撃で表面の物質が拡散してクレーターができる様子は、事前に分離しておく小型カメラ「DCAM3」で撮影する。

 はやぶさ2は2月22日、リュウグウの極めて狭い目標地点への着陸を成功させたが、今回の実験は、大量の爆薬を使うことや衝突装置を正確な高度で正確な方向へ分離しなければならないこと、飛び散る破片にぶつからないように小惑星の陰に隠れなければならないことなどから、着陸を上回る難しい運用になるとみられている。【永山悦子】

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https://mainichi.jp/articles/20190318/k00/00m/040/104000c

2019-03-18 06:00:00Z
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