宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウでの衝突実験で作った人工クレーターを、25日に上空1.7キロから観測すると発表した。事前に撮影した衝突地点付近の表面写真と照合し、クレーターの位置や大きさなどを特定。飛び散った岩石などの分布を確認し、着陸して岩石のかけらを採取できるか判断する。
JAXAによると5日の衝突実験は、探査機から分離した装置をリュウグウの上空約300メートルで起爆。銅の塊を撃ち出し、目標地点から数十メートル以内に衝突させた。
はやぶさ2は、爆発で飛び散る装置の破片やリュウグウの岩石などが当たらないよう、起爆前に退避。その際、小型カメラを切り離して衝突の様子を撮影した。岩石や砂が飛び散る様子を捉えており、5日明らかにした画像より鮮明なものを11日に公開した。【池田知広】
https://mainichi.jp/articles/20190411/k00/00m/040/228000c
2019-04-11 13:01:00Z
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