4月5日、「はやぶさ2」は小惑星リュウグウに接近、衝突装置を分離した。その後、衝突体(ライナ)を発射してリュウグウ上に人工クレーターを生成したことは間違いないと発表された。宇宙線や放射線による風化を受けていない表面下の砂粒を持ち帰ることで、太陽系の歴史の解明や生命起源物質を探るための大挑戦だった(新連載「山根一眞の科学者を訪ねて三千里」、ウェブ記事「講談社ブルーバックス」で詳報)。
探査中の小惑星の正式名は「1999JU3」(アメリカのリンカーン研究所が発見)だ。その名称が「リュウグウ」に決まったのは2015年10月。名称公募案から「天体名は神話由来が望ましい」という国際天文学連合のルールに合うものとして採用された。浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱を、「はやぶさ2」がサンプルを入れて持ち帰るカプセルになぞらえての命名だ。
ところで、「はやぶさ2」のチームの記録動画には、竜宮にちなんだ「リュウグウノツカイ」のぬいぐるみを掲げている姿が見られた。「はやぶさ初号機」が探査した小惑星「イトカワ」は海に浮かぶラッコのような形だったので、再び海洋生物がシンボルとなったのは楽しい。
「初号機」では、チームは飛不動尊(東京都台東区竜泉)や中和(ちゅうか)神社(岡山県真庭市)に祈願しているが、私も両寺社を何度か訪ねており、「はやぶさ」の地球帰還時の壮絶な最期の写真を奉納(?)している。そこで今回は、リュウグウノツカイに祈願をしなくてはと考え、衝突装置の発射目前に訪ねたのが日本最古の歴史をもつ富山県の魚津水族館だった。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190420/soc1904200001-n1.html
2019-04-20 06:07:03Z
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