ゲームストリーミングサービスは、処理の負担が大きいゲーム本体はクラウド上のサーバで動かし、その画面や音声といった情報を手元のデバイスに配信するサービスのこと。専用ゲーム機や高価なゲーミングPCを買う必要なく、さほど処理能力の高くないスマートフォンやタブレットでも問題なく遊べることが特徴です。
その一方で、プレイヤー側の入力に応じて画面データを送りかえすために高速な通信環境が必要となり、とくに操作とプレイ画面とのズレが生じる「遅延」は一般的なゲーム機でのプレイに比べて原理的に不利となるため、これをいかに軽減できるかポイントとなります。
今回のデモは、マイクロソフトのゲーミングクラウド担当コーポレートバイスプレジデントKareem Choudhry氏が、公式情報番組Inside Xboxに出演した際に公開されたもの。司会の女性がAndroidスマートフォンとBluetooth接続されたXboxコントローラーの組み合わせで『Forza Horizon 4』をプレイするというものです。
『Forza Horizon 4』はアクションレーシングゲームシリーズの最新作。毎秒ごとにシビアな操作が求められるドライブゲームのため、遅延という点では厳しいジャンル。ですが、指の操作に応じて画面内の車はキビキビと動き、際どいタイミングで対向車とすれ違うさまも確認できます。
とはいえ、このデモ機はすでにプレイが開始できる状態でスタッフから渡されており、実際にスタートできるまでの待ち時間は不明です。また、わずかな時間のプレイに過ぎないため、長時間にわたって安定した画質が維持できるかどうかも未知数といえます。
実際のサービスは以前の予告どおり、2019年中にパブリックベータテストを開始予定とのこと。
ゲームタイトルは以前の発表時に「現在Xbox Oneで利用可能な3000以上のタイトルおよび今後登場するタイトル」とアナウンスされていますが、これらが本当に全て提供され、テスト環境と同じく速度10Mbps程度の通信環境でもストレスなくプレイできるとすれば(GoogleのProject Streamは25Mbps以上を推奨)ゲーマーにとって魅力的な選択肢となるかもしれません。
https://japanese.engadget.com/2019/03/14/forza-project-xcloud-ms/
2019-03-14 11:20:00Z
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