ソニーが発表した2019年度第1四半期事業説明会の資料にて、PS4の出荷ベースでの累計販売台数が1億台を突破したことが明らかとなった。
年間販売台数見通しが前回から100万台引き下げられて1500万台になったものの、据え置き機としては最も速いスピード記録での1億台の大台に乗せた。海外アナリストDaniel Ahmadのツイートによると、過去に1億台を超えたPS2より2カ月早く、任天堂のWiiよりも1年1カ月早い記録達成となったそうだ。
PS Plusなど、ネットワークサービスも含めて今やソニーを支える事業に拡大しているゲーム&ネットワーク分野。現在次世代機を見据えた事業展開を計画しているはずで、自社制作ゲームソフトウェアのリリースペースが落ちていることもあり、同事業の売り上げ予測などは減少傾向にあるようだ。
2019年度第1四半期は、2018年の同時期と比較すると売上高が3%減収の4575億円、営業利益が96億円減益の738億円となっている。これは2018年は4月20日に『ゴッド・オブ・ウォー』が発売されるなど、自社制作ゲームソフトウェアの売り上げ貢献が大きかったことに加え、為替の影響がマイナス要因として影響が出ている。
短期的に少しくらい話を挟んだが、前年同期比ではPS4はハードウェアだけなら増収および収益性の改善が見込まれていた。PS4は100万台の下方修正された影響でハードウェアの減収の見込みとなっているが、新たなコスト削減(おそらくPS4)も予定されているようだ。据え置きの次世代機の具体的な発表がされる頃には、PS4の値下げなどにより最後の販売増も期待できるかもしれない。
また売り上げの話が好きな方は、さらにハードウェアの販売台数やファーストパーティタイトルの販売本数など、細かい販売や売り上げデータが記載されている補足資料(Game & Network Services Segment Supplemental Information)などを見るといいだろう。
https://jp.ign.com/ps4/37446/news/ps41ps2wii
2019-07-31 08:34:00Z
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