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今もっとも熱くて楽しいプログラミング教材「micro:bit」|ベストバイ2019 - Engadget 日本版

micro:bit
2019年も、色々なプログラミング教材を楽しんできました。そのひとつ「micro:bit(マイクロビット)」は、イギリス発の教育用マイコンボード。手のひらに載るぐらいの小さなボードで、2つのスイッチ、25個のLED、光と温度のセンサー、加速度センサーなどが搭載されています。

元々はイギリスで、子どもの学習用に開発されたももので、11~12歳の子ども達に無料で配布されました。日本では規格の問題で、これまでは互換性のある「chibi:bit」が使われていましたが、2017年8月から、ついに日本でも販売が始まったのです。

micro:bit単体の価格は税込み2,200円ととても安価。手軽にプログラミングして、様々な作品をつくることができるため、日本の小学校でのプログラミング教育の教材としても、今とても注目が集まっています。

我が家にmicro:bitがやってきた!

micro:bitがあれば、色々なことができる!という期待を持って、夏休み前に我が家でも購入してみました。micro:bitは、ボード単体のほか、スピーカーや電池ボックス、センサーなどのパーツも豊富なので、後から買い足すのが面倒なわたしはとりあえずパーツやケーブルなど色々入った9点セットを購入を選びました。

micro:bit
「micro:bit アドバンスセット」発売はソフトバンクで、実売価格は7,600円前後(税込)。

使い方はとって簡単。Scratchなどにも対応していますが、わたしが使っているのはマイクロソフトが提供している「MakeCode」というポータルサイトです。

micro:bit
マイクロソフトが公開しているMakeCode。誰でも無料で利用できます。

MakeCodeには、あらかじめmicro:bitを使った色々なプログラムが用意されているので、つくってみたいプログラムを選んで、ガイドに従ってプログラミングしていくことができます。

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MakeCodeにある、サンプルプログラム。LEDでハートを点滅させます。

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プログラムができたら、ダウンロード。

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パソコンとUSB接続したmicro:bitにプログラムのファイルをコピーすればオーケー。

これだと、ただコード通りに作っているだけですが、まずはmicro:bitはどんな機能があるのか、どんなことができるのかを、これらのプログラムを通して知ることが可能です。こうして一通りやってみたら、今度は自分なりの作品に挑戦してみます。

工作と組み合わせてオリジナルのおもちゃを作ってみた

micro:bit自体はとてもコンパクトなので、工作作品との相性がとても良い点も気に入っています。わざわざ、イチからつくっていかなくても、空き箱などを使えば、すぐに作品が完成します。

そこで、息子と挑戦したのが、「10分で何かつくってみよう」です!家にあった空き箱や折り紙を使い、時間内に作品をつくってみようというものです。

micro:bit

最初に悩んでいたこともあり、かなりざっくりとしたものになりましたが「おみくじ」装置ができあがりました。左のボタンを押すと、0~99の数字が表示されます。プログラミングをつくり込むことを考えると、10分はさすがに短かったなと反省。次は、30分~1時間ぐらいの時間を設けたほうがよさそうです。

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micro:bit
micro:bitとお菓子の箱を使い、10分でつくった「おみくじ」。プログラムもいたってシンプルです。

こんな風に作品に仕上げるのも楽しいですが、そこまで気負わずに、micro:bit単体だけでも十分に楽しめます。画面だけで完結するソフトウェアプログラミングと異なり、実際のリアルなものをプログラミングで動かすフィジカルプログラミングは、子どもたちの興味を引きやすい印象を受けました。

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5×5に並んだ25個のLEDは、絵だけでなく、工夫すれば文字も表示できます。他にも、アイデア次第で、この1枚のボードが様々なおもちゃに変身していきます。

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セットに入っているmicro:bit用のケース。むきだしの基板なので、持ち歩く場合はこうしたケースに入れています。

残念ながら、せっかくパーツが色々入ったセットを買ったのに、4か月たった現在、すべてのパーツを使いこなせていません。でも、「あ、これならmicro:bitを使えばつくれるかな?」という発想をするようになったのは、ひとつの大きな変化でした。毎年、micro:bitを使ったコンテストも行われているので、そのうち挑戦してみたいなぁと思っています。

■Engadgetベストバイ2019
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2019-12-28 07:29:31Z
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