ソニーのゲーム部門 SIE (ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が、コントローラの背面ボタンについての特許を出願していたことが分かりました。
図面ではコントローラの背面、デュアルショックでいえば左右のスティック裏あたりに、ちょうど中指を引っ掛けて引きやすいトリガー的なボタンが設けられています。
コントローラの背面ボタン自体はさほど新しいものではなく、たとえば Xbox Elite コントローラは背面に着脱可能なパドルボタンを4つ備えており、PS4用の高級コントローラ ASTRO C40 もUL / UR ボタンの名前で採用しています。
ではこの「入力デバイス」発明ではどのあたりに進歩性があるのかと眺めてみると、背面に○×のようなただのボタンを置くのではなく、押す面が垂直に立ったトリガー的なボタンを設け、たとえば中指を手のひらに向けて握り込む方向に、あるいはコントローラのグリップ方向に引かせることで押しやすくし、誤入力を減らすことがミソのようです。
こちらの図面では「31」が背面ボタン(背面トリガー)。図の左方向(前面のスティック側)に押し込むのではなく、下方向に倒すトリガー的になっています (「31a」面を押す)。
請求項はそのほか細かく多数におよび、素人に判断できるものではありませんが、面白かったのは背面トリガーの下部分に指をおけば誤って入力することなく、同時にしっかりグリップできるとしていること。たしかに入力しやすさと誤入力しにくさの両立は難題です。
またコントローラを床などに置いても、L2R2トリガーなど上部に突き出た部分と、下部のグリップで支持されるため、誤って背面トリガー(31)が押されることがないという主張も。デュアルショック3 / 4 はトリガー自体で支持するため、置いた拍子の力や置き方、置く環境によっては手放したと思った途端に入力されることがままあり、特に動画を集中して見ようとコントローラを手放したら早送りされてしまう現象がありましたが、背面トリガーボタンについては対策があるようです。
ソニーに限らず、テクノロジー企業は日々膨大な数の特許を出願しており、そのどれが実際に認められるとも、製品に導入されるともかぎりません。
ただしソニーはつい最近、プレイステーション4コントローラのデュアルショック4に後付けする背面ボタンアタッチメントを発表していました。
PS4コントローラに背面ボタンアタッチメント、数量限定で発売。追加2ボタンを自由に設定
こちらは数量限定で1月16日から販売予定。今回の発明の方式になるかは別として、PS5に背面ボタンの標準化はあるかもしれません。
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tL2pwLTIwMTktMTItMjgtcHM1Lmh0bWzSAQA?oc=5
2019-12-28 11:00:13Z
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